外壁塗装 東京

世界の終わりのポップな過ごし方 『エンド・オブ・ザ・ワールド』 - 1953ColdSummer

1953ColdSummer ホーム » スポンサー広告 » 映画 » 世界の終わりのポップな過ごし方 『エンド・オブ・ザ・ワールド』

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



世界の終わりのポップな過ごし方 『エンド・オブ・ザ・ワールド』

ewool1.jpg

ewool2.jpg

エンド・オブ・ザ・ワールド 
SEEKING A FRIEND FOR THE END OF THE WORLD
2013/アメリカ 監督:ローリーン・スカファリア 出演:スティーヴ・カレル/キーラ・ナイトレイ/他


 世界が滅亡する予定である、はな、それは大変だ。つう体を装った映画に関しては幾度も触れた事があるし、観念的/哲学的に(主に個人の)世界が終焉する。つう映画ならもっと触れた事があってついぞ最近も何本かについて書いた事があるのだけども、そこでわたしを終末論者のような視線で刺すのは止めていただきたく、むしろわたしは長寿志向で、将来的には精神のみを機械の身体にダウンロードするなり、脳味噌だけになって培養液に漬かるなりして、星辰の秩序から逃れ惰生を貪りたいと常々思っておるからである。

 でもそれはひょっこり裏を返すと過剰に死や破滅、窮乏に災害などを恐れておるという事で、タナトフォビアという事象もある事でございますし、樒を見ては悲鳴を上げ、卒塔婆を見ては卒倒する、そんなLIFE STYLEを送っていると何と言うか、癲狂のようであるし、はな、いざ危機に見舞われた場合はどうこましてやればいいですのン? という素朴な疑問に頭をくりくりしながら、「こんなに素敵な“世界の終わり" 珠玉のロック&ポップスにのせ描く、ちょっと切なくて、だけどなんだか温かいロマンティック・ストーリー!」とか何とかスティーヴ・カレル&キーラ・ナイトレイの笑顔に乗せて吹かしている映画作品、はは、こんなもの実は観る気なんざ毫も無いのだけどね、というような素振りで、世界の終わりのポップな過ごし方『エンド・オブ・ザ・ワールド』を観ましたのン。
 最後の希望を乗せたスペースシャトルも灰燼に帰して、さあいよいよ小惑星マチルダが地球に衝突、はは、あと2週間ほどで世界は終わるからね、てなニュースがテレビに流れておる中、唐突に妻に出て行かれたドッジという男性は、火点けに暴動を回避しながら乱交パーティでドラッグを勧められたり、都合よく飛行機に乗り遅れた隣人のペニーなる女性としっぽり仲良くなったりするわけです。そこから始まるロード・ムービー。世界の崩壊が迫る中、色んな人(自殺志願者とか)と出会いを続けながら、ペニーに手渡された一通の手紙のためだけに旅が始まるのだけども、そこで赤裸々にしがらみや心情を吐露し始めて行く事になり、女性監督らしい優しげなタッチで、世界滅亡という事件性よりも別口に焦点を当てていやがって、最後の最後にはちゃんと締め括っておる。

ewool4.jpg

ewool5.jpg

 この隣人のペニーなる女性は、女房に逃げられるわついでに世界も終わるわで諦観に至っておる主人公をリードする役割を宛てられており、まあ外で強盗や放火に興じておる気がおかしくなった人たちよりは幾分まともなのだろうけれども、淡々と終わりの日まで過ごそうという主人公ドッジからしてみれば思わぬ闖入者である事は間違いなく、引きずられるようにややファニーな旅に同行する事になるのだが、結局そこでは自分を振り返る、自己批判、めいた思索に至るスイッチを押される事になるのであり、そのトラウマに狂気してペニーを絞め殺した、なんて展開になったらそれはそれで面白かったのだが、結局自分の受動的姿勢、能動的に他人に関わらなかった事から妻に逃げられたり人間関係が面倒くさくなったりりと、そこが駄目でしたと自己を総括する。小惑星の衝突ですら受動的に淡々と受け止めようとしていたドッジをオープンユアアイズさせるのだから、このペニーという女性に如何に監督が感情移入していたか、勘繰りを入れてみるのも面白い。

ewool3.jpg

 まあ諦念に腕を組んでおったドッジは別としても、毎週キッチリと通ってくる清掃のおばはんや、仕事を投げ出さずキチンと終末の挨拶をするニュースキャスター、あとちょっとしたサプライズとして登場するマーティン・シーンなど、人間の習慣性を迫り来る滅亡に対するアイロニーとして、ささやかな抵抗として描きたるは寓意めいてはおるのだけども、かと言って殷賑を極めた終末教が闊歩する世相を描かれても困るし、道徳が平常心を維持するためのツールならば本作は非常に道徳的・倫理的な作品としての鑑賞に耐え得る事は、まあ、間違いないと思うが、本作に立てられた問いはもっと現実的な、清濁併せ呑んだネイキッドな自我が最後にどうなるか、みたいな部分にあるとも思えるんですが、はは、そんな細けえ事はラストの台詞で良しとしましょうや。


エンド・オブ・ザ・ワールド Blu-rayエンド・オブ・ザ・ワールド Blu-ray

世界にひとつのプレイブック Blu-rayコレクターズ・エディション フローズン・タイム [Blu-ray] キャビン [Blu-ray] ムーンライズ・キングダム [Blu-ray] 砂漠でサーモン・フィッシング [Blu-ray]

by G-Tools


エンド・オブ・ザ・ワールド DVDエンド・オブ・ザ・ワールド DVD

レッド・ライト ブルーレイ&DVDセット (2枚組)(初回限定生産) [Blu-ray] 危険なメソッド [DVD] ジャッジ・ドレッド [DVD] アウトロー [DVD] PARKER/パーカー ブルーレイ&DVDセット (2枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]

by G-Tools





関連記事
スポンサーサイト
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...



コメント
非公開コメント

トラックバック

http://d1953coldsummer.blog64.fc2.com/tb.php/991-97ba54cc

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。