外壁塗装 東京

『キャビン』 決して内容を口にしてはならぬ映画―― - 1953ColdSummer

1953ColdSummer ホーム » スポンサー広告 » 映画 » 『キャビン』 決して内容を口にしてはならぬ映画――

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



『キャビン』 決して内容を口にしてはならぬ映画――


citwsss1_20130317171327.jpg

キャビン
THE CABIN IN THE WOODS
2013/アメリカ/R15+ 監督:ドリュー・ゴダード 製作:ジョス・ウェドン 出演:クリステン・コノリー/クリス・ヘムズワース/他


 どこでもかしこでもこれは絶対にネタバレ禁止、ネタをバラした奴は九族誅滅、ネタどころかジャンルを語るのも駄目でござるよ、ああでも語りてえ、語りてえなあ、ぷぷぷ。てな具合にかしましく、変な具合に嗅覚が過敏な乃公、何となく、ああ、これはどうせこれこれこういう映画なのであろう、と勘繰り入っているところに、これはほにゃらら映画の大傑作! てな、決定的なTweetを目にしてしまい、勘繰りは確信となり、どたまに緊箍呪の輪を嵌められたような頭痛を感じながらぼらぼら本作『キャビン』を観てきたのだけど、期待値をかなり下げていったせいか、まあ、こういう映画があっても良いのではないでしょうか。と、真顔で乃公、文章を打ち込んで。

 であるが、本作に対する非常に面倒くさい作法、行儀を後続に指導/鞭撻することは非常に面倒くさく、まだ観ていない人、乃至、もう観た人からも非常に面倒くさいことを言われる恐れがあり、非常に面倒くさいことを言われると何が嫌かって、これはもう非常に面倒くさい気分になるから厭なのであって、本当はもう『キャビン』に関して何か書くのはよしておこうかとも思っていたのン。

 かかる面倒くささを避けるために、わたしは本作を鑑賞中に襲い来た尿意について書こうと思う。

 尿意。
 これは睡魔と比肩する、映画を観るに当たりの仏敵で、この、尿意、に挫けたる人間は、オッホ、などと叫んで座席から立ち上がり、股間を手で押さえていそいそとトイレに向かうがお約束となっておる。その後、牛のような無表情ですたすた帰って来、何食わぬ顔で座席に座るのだが、まあ、この、行って、帰って、がワンセットとしてお約束となっていて、目の前を横切られた人間、ちょっと通して下さいと足を引っ込めさせられた人間、通りすがりにバッグをぶつけられた人間、そうした犠牲者たちが少なからず発生するのだが、はは、この不届き至極をどうにかする、或いはどうにかしてやろうと頭を捻った事は無いだろうか。上映中なのにちょらちょらハコの中を動き回る不届き至極がどうにかなればいいと思った事は無かろうか。

 尿意に負けた人間は、その場で「ばぶー」と叫び、じょらじょら失禁すれば隣席以外の人の邪魔にならぬのではなかろうか。

 こうした妄想をたくましくしてしまうのは上映中、トイレに行って、帰って、がワンセットになっており、かつその行為による犠牲者が出る、という暗黙の了解、不文律、定番、といったものが明文化されておらずとも、ああ、あるある、といった具合に主観的なニヤニヤを引き起こすからで、はな、じゃあ、そこいらを逆手に取りましてな、メタ視点で先に述べた様、その場で失禁していただくか、或いは持参のボトルに放尿していただくか、こうしたツイストを加えると、確かにトイレに行って、帰って、ほどのワンセットから少しく進んだ迷惑行為になる事は明らかで、迷惑なのだが、はな、この人はいったい何をしておるのだろうか、何のために? といった疑問を生じさせたりもして、上映中トイレに行く、という行為が単なる邪魔、という位相からプレーンシフトする。

 もっと妄想をたくましくしてみると、世界には三百人委員会めいたカルト組織があって、何のためにかはよう分からんが兎角他人が映画を落ち着いて観る事を妨害するということを命題として動いておるのかも分からんのであり、その足がかり、布石として遠隔操作をする装置で特定の誰かを上映中、トイレに行かせておるのかも分からんのである。かかる姑息な手段をなぜ用いるかというと、前述の「他人が映画を落ち着いて観ているのが気に入らん」という命題の他、故に発明したこの遠隔操作装置を観よ、と、本来のトイレに行って、帰って、からかけ離れたメタ視点があって、そうした上位に視点を置かれると、トイレに行く人やそれによって迷惑をかけられた人は、書き割りじみた存在になってしまって、加害、被害、の、お約束を群舞するだけのものになってまう。中にはちゃんとした主体を持って、他人の映画鑑賞を邪魔する三百人委員会めいたカルト組織に立ち向かう人もあるか知らんが、斯様なメタ世界に居るものを掣肘するとどうなるか。どうにもならなくなる。トイレに行く、それによって邪魔される、といった書き割りが主体に変貌したる時、映画鑑賞を邪魔された人たちのお約束、といったものがうそ寒くなってしまい、本来の尿意を発散する行為は遠く霞む。
 なのに、世界にはトイレに行く人、その場で失禁する人、ボトルに放尿する人、回転しながら尿意を放つ人、様々な人が存在する。様々な尿意をかい抜けて、主体たる人間は映画を観、その世界に参加する。

 以上、映画鑑賞中の尿意についての話でした。


Cabin in the Woods/キャビン・イン・ザ・ウッズ[日本語字幕無][PAL-UK][リージョン2]Cabin in the Woods/キャビン・イン・ザ・ウッズ[日本語字幕無][PAL-UK][リージョン2]
Joss Whedon

Looper [DVD] [Import] 桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組) Chronicle [DVD] ザ・レイド [DVD] アタック・ザ・ブロック [DVD]

by G-Tools


 ※『キャビン』の予告、トレイラーは凄まじいネタバレとなっておるがため、敢えて今回はYouTubeの予告を貼りません。

関連記事
スポンサーサイト
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...



コメント
非公開コメント

トラックバック

http://d1953coldsummer.blog64.fc2.com/tb.php/939-deef1653

キャビン/いつだって面白半分

キャビンThe Cabin in the Woods/監督:ドリュー・ゴダード/2012年/アメリカ わたしたちは、ひとが死ぬのを待っている。 「映画の変態」という試写企画で鑑賞。変態。邦題がどうしてもな...

20130318 12:32 │ from 映画感想 * FRAGILE

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。