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特殊能力は困ったときの神頼み 『×(バツ)-MEN 最弱ジェネレーション』 - 1953ColdSummer

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特殊能力は困ったときの神頼み 『×(バツ)-MEN 最弱ジェネレーション』


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×(バツ)-MEN 最弱ジェネレーション 
Super Capers
2009/アメリカ <未> 監督:レイ・グリグス 出演:ジャスティン・ホウェリン/他


 むかし、『メタボ戦隊 アホレンジャー』という未公開映画にいたく感動を揺さぶられたことがあって、ええとこれは原題を『THE JUNIOR DEFENDERS』といい、根っこのところはシリアス、というか日本版のパッケージングがおかしなだけの作品であったので、知己に「何かDVD貸して」と言われた場合、布教のため涙ながらにこれを貸したりしておったのであるが、後日、「どうであったか?」と感想を求めたるところ、知己はわたしを馬のような鹿のような無表情で見やると、その場で、ペッ、と唾棄をした。だが、まあ、かつてTWO-MIXも、過ち恐れずに求め合う青春、てなことを歌っておったことでもあるし、これからも積極的に『メタボ戦隊 アホレンジャー』を布教していく所存である。

 さて、1の感動を識れば2の感動4の感動などと感動の乗算を希求し始めるのは賢民愚民凡下に甲乙人まで共通の習性であり、人間が火を発見して100万年、有史以来の本能であるからして、やがては哀しきインフレーションを引き起こす。何が哀しいのか分からん餓鬼のために説明をばすると、ひとつの作品から得られる感動が、目減りするのである。ふざけやがって。とがに股で、乃公は感動を満喫する。といかり肩で、『メタボ戦隊 アホレンジャー』のときの如き感動を期待して、今回は『×(バツ)-MEN 最弱ジェネレーション』というタイトルを手に取ってみたのだけれど。

 バットマンか何かに影響されたのでしょう、えっ違う? ダーク・ウィングド・ヴェスパー? 知らないなあ。まあそのヴェスパーっつう、子供向けヒーロー番組に影響されたエドという青年が、ヴィジランテ・ヒーローを気取って裏路地で強盗に会っていた女性を救出しようとするのだが、女性は実はザ・レッドという名前の本物のヒーローであったので、協力して、つか、とどめの一撃だけを強盗にくれてやったところ、運悪く駆けつけた官憲に身柄を取り押さえられてしまう。ザ・レッドはいつの間にか姿をくらましていたため、後日、無実の男を暴行したという罪状で裁判にかけられたエドはヒーローとして不適格として、ヒーロー養成機関に収容されることとなるのだが、はは、そこに居るはとても世のためになりそうもない盆暗揃いで、なーんとなく、スーパー・ケイパーズ、なんて名乗って、しゃあないから最初の任務、輸送車強奪事件の解決に向かうのであったが……。

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 居心地の悪さ、座りの悪さ、て、言うのかな。なんか、裁判の傍聴席に普通にスーパーヒーロー(のコスプレをした人?)が居るし、かと思えば、主人公エドは無能力者、ああこの四文字胸が痛い、で、近年流行りのヴィジランテ・ムービーめいたことをしたいのかと思えば、そうでもなさげで、名前はさっさと忘れてしまったがヒーロー養成機関には『インディ・ジョーンズ』だの『スター・ウォーズ』だののポスターがべたべた貼られており、はは、分かった。解せた。メタ的視点を持ちつつ作品を俯瞰して楽しめばいいわけなのだね。そんな手間を観客に要求できる分際か、この頓痴気が。と乃公、頭は真っ赤に視界はピンクに染まりゆきて、ますます作品の方向性が分からなくなって、でもこの微妙な気持ちになったときの微妙な快感、麻薬の酩酊感にも似て。

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 メタを語れる出来か否かはさて置いて、兎角こうした作品では、作中世界に別の映画、それこそインディ・ジョーンズだとかスター・ウォーズだとかが存在することを前提としているのが常套手段。ほで、その手段は観ている側にそれらの作品の知識があることをさらに前提としておるわけで、これつまり、無言の内に映画と観客の暗闘が繰り広げられておるわけでありますン。タイヤが走った後がしゅぼぼぼ、て燃えるシーン、これは何のパロディか分かりますか? えっ分からない? マジで? アホ? みたいな態度を映画が取っており、軽いネタバレではあるが<プッリスムイタ>で平気で某作品のパロディを行なうなど、映画オタク市場を狙ったかのようなあざとさも感じて中々油断が出来ぬ。ライト・セーバーもどきでぴしぴしどつくくらいなら可愛気があるのだけど。

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 やたらサプリミングされるアメコミ風の演出は洒脱。これは悪くないというか、コシがあると言うか、作品のダシと言うか、ヴィジュアル的に楽しいし作品全体を同じトーンで締める役割も担っておって、しょぼい特撮が気にならなくなるくらいだよ。
 真相が暴かれるシーン(憎らしいことにどんでん返しがあるのである)や、その前後の一連のシークエンスも決してふざけてはおらず、いやふざけているけど全力でふざけているといふ感じで、ブラックジョークとしても光るものは感じる。この映画を観て、誠心誠意こうして感想をタイピングする行為こそがブラックジョークと言えないでもないのだが、そこは、ほら、メタ的視点というやつでひとつ。

 兎角、ネットにもほとんど情報感想愚痴怨嗟が出まわっていないたぐいの作品であるので、この古怪なる手触りを感じてみたい方にはお勧めですよ。なんか続編出るようなこと言っていたし




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