外壁塗装 東京

『ドリームハウス』 そこには、今でも幸せな家族が暮らしているはずだった。 - 1953ColdSummer

1953ColdSummer ホーム » スポンサー広告 » 映画 » 『ドリームハウス』 そこには、今でも幸せな家族が暮らしているはずだった。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



『ドリームハウス』 そこには、今でも幸せな家族が暮らしているはずだった。


drmhhuus11.jpg

ドリームハウス
DREAM HOUSE
2012/アメリカ G 監督:ジム・シェリダン 出演:ダニエル・クレイグ ナオミ・ワッツ 他


 脱サラ、あっその昔脱サラブームというものがあって、サラリーマン辞めて自営しよう、農業しよう、首縊ろう、はは、もう働かなくてすむしね、つことを真顔で扇動されおる人々が蠢動、その多くの末路は明らかでないが、社会に対するプロテストじみた現象がありましてン。

 で、本作『ドリームハウス』では、金髪の007ことダニエル・クレイグさん演じるウィル・エイテンテンつうリーマンも脱サラ、郊外に家宅を買い、冬の庭園を目に茶でも飲もうかい、妻と子供と一緒にな、はは。と呑気に構えておったら旧守から退嬰へのこれは逆進、実はそこは、以前に一家鏖殺事件があった家でおまんした、という事実を乃公は涙ながらに記さねばならない。

ヘルハウス』や『悪魔の棲む家』のきざはしをさんざ踏んだ我らとしては、家、つうジャンルに対して或る種の人格権を認めてしまっていることは紛れもない事実であり、であるからして、家、が何かやらかすことを口をすぼめて見入ってしまう。新しい家買った、て、どこをどの角度から視てもそれは何らかの兆候でしょう。
 で、本作をきっかけに本当に結婚したダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズ夫婦、愛くるしい2人の娘、こういう場合、たいがい子供が何々ほにゃららの不思議な現象があったよ、だとか、某なにがしが家の中に居たよ、だとか、薄気味悪いことを言い始め、両親がそれを子供らしい夢だと笑い飛ばすのが定石で、まあ、いきなり意識が混濁してぶっ倒れるなどの兆候を示されても困るのだが、敷地内に侵入してきた不審者の姿を見かけるに当たり、夫婦はやっぱり何かあるんじゃないのこの家。との疑惑を確信に変えてゆく。

 某監督の何某を思い出した、とか、某役者が主演しおるあれを連想した、とか、そういうことを書くだけで即ネタバレ扱いされ、竹槍で追わい回されそうなので特に作品名は挙げないが、然しくして、こうしたことを書くだけでも即勘の良い人間にはピーンと来るであろうからして、繊細な作風というのも扱いに困る。でもここに居る君たちだけに良い事を教えてあげよう。中盤ほどで軽く仕組みが暴かれ、そこから二段構えとなっているのだよ。「何が」って、これが、としか言い様が無い。

 泣かせるじゃないの。献身的に家族を守ろうとするダニエル・クレイグ。にも関わらず、不協和音の中、白刃の上を爪先立ちで歩くような緊張感が途切れないのは、割と早い段階で、守られる家族たちに共通する、ある事に気付くからだ。やがて疑惑は雷雨となって、雷雨は衝撃として、視覚的にほらこういうことだよ! と言わんばかりに惨たらしい真相をダニエル・クレイグに突き付ける。ここで本作の二段構えのツイストが功を奏して、ああ、こういうことだったのか! 吃驚したなあ、ぼかぁ。などと観客はブラフに引っ掛かるのである。本当の絶望――希望は、その後に訪うのであるが、ここでの二人称、これが観客の涙をカツアゲしにかかってきており、容赦というものを感じさせぬのである。

 本作のツイストにより家族愛の傍証を得られるわけであるが、多事多端に追われる昨今の家庭人としては今ひとつ咀嚼し得ないものであるかも知れない。所詮フィクション、というのも冷笑的に思えるが、作中、まさにフィクションがどのような働きをし、作用しておったかも一考の価値があると自分は感じる。絆を繋ぎ留めるフィクション。誰だってフィクションを間釘にした経験はあるだろうから。




関連記事
スポンサーサイト
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...



コメント
非公開コメント

はじめまして

凄く良い作品でした(^_^)v
私のお勧め映画にランクインです\(^o^)/
検索していて寄ったのでコメントを残させて頂きましたm(__)m

20130603 22:10 │ from くろURL

トラックバック

http://d1953coldsummer.blog64.fc2.com/tb.php/894-7f448122

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。