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『仰天カルト・ムービー100』を読んだ。 - 1953ColdSummer

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『仰天カルト・ムービー100』を読んだ。


映画秘宝EX 映画の必修科目01 仰天カルト・ムービー100

映画秘宝EX 映画の必修科目01 仰天カルト・ムービー100 
編集:松崎憲晃 出版:洋泉社 


 竹べらで自分の尻をスパンキングしながら、カルト映画とは如何な映画をこれ指して言うのか、ということを考えておる。
 
 はは、カルト、ねえ。
 闇の中、隈取りを施された猿股姿の男が、とんぼをきりながらカメラの方に向かってくる。そこにだだだん、銃声とマズルフラッシュ。そして物言わぬ骸と化した隈取り男を踏みつけながら、ライフルを片手にサンリオキャラクターの着ぐるみを着用した男が政治献金問題について蕩々と語り始める……。
 なんてのは、ただの訳の分からぬ映像なんであって、これはカルトであるとは言い難い。
 もともと自分には、物事のカテゴライズ、区分け、整理、なんて行為に対する神経症的なきらいがあって、これはサスペンスだね、それはSFだね、そこを行くブスの顔面はホラーだね、と、きっちりとカテゴリに収めねば気が済まなくして、そうしたカテゴリから半歩はみ出たようなものをしてみると、視界がピンク色に染まり皮膚の上を虫が這い回っているような悪寒を覚え気がおかしくなってしまった人かのようにそこら辺の物を破壊したくなってしまっていたのだが、よくよく思考の索を凝らしてみると、「カルト映画」なんてのは、そうした精神/肉体に対する影響力、サブリミナルを以て成るものなのではなかろうか。故にカテゴリから半歩はみ出たり、カテゴリ自体に対する言及性が高いものがカルト化、し易いのであろう。

『仰天カルト・ムービー100』を読んだ。

 正直な感想としては、薄い、というのが本音ではあるが、コンセプトからして入門用と謳われておるので、無難っちゃあ無難、エログロ描写は七難隠すってね、とふむふむ1日で読み終えた。
 と、偉そうな口を叩いてはみるものの、本書に収録された100本の映画の内、実は半分くらいしか観ていないという事実が厳然と目の前に立ちはだかり、はは、死んだ方がいいかもな、と思ったのだが、そこはそれ、常日頃からスラッシャー映画やスプラッタ映画を観て頭がパーになっておる乃公のことである、本書に収録されておる作品すべてを視るまでは死ななくていいのかな、とも思い、生き長らえる決意をした次第である。ちなみに次回刊行されるのは『韓国大出血映画(仮)』であるそうなので、たぶんそれも全部観るまで死なないと思うので、はは、乃公を殺したければ、世の中から映画を全部消すことですな、はは。

 本書に収録されておるのは、レンタル屋などにも置いてあり比較的手に取りやすいものから、AmazonやYahoo!オークションで業者が不当に値を吊り上げておる入手困難な作品まで、一応幅広いタイトルである。たまに「えっ?」と思わしめるタイトルもシラッと顔を並べておるが、『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』(自分の感想はこちら)がカルトに認定されておろうが、『ブレックファスト・クラブ』がカルトに認定されておろうが、それらをまあ、カルトに認定するなりの理由はちゃんと書かれておるので、そこはいちいち文句を付けるところではなかろう。邦画の紹介が皆無に等しいのと、おそらくは誰もが心に抱えておるであろう「私だけのカルト映画」が紹介されていないのは、やはり賛否が別れるであろうとは思うが(自分の場合は、例えば『プラン9・フロム・アウター・スペース』の紹介が無かったことにションボリしたりとか)。

 コラムや、作品がカルト化し易い監督の紹介などもサラっと収録されており、またリチャード・フライシャーやアレハンドロ・ホドロフスキーの作品紹介などには特別に熱が篭っておるようにも読めた。中でもおかしな日本、いわゆる国辱描写に関するお話や、やはり大半を占めているボンクラ映画に関しては、執筆陣の愛がとくとくと伝わってくる。個人的にいちばん熱いと思われる80年代、その中でも頭ひとつ抜け出ている『未来世紀ブラジル』の紹介などは、トリビアルに堕さぬよう、かと言ってつまらなくならぬよう、映画が持つ楽しさそのものの紹介というか、上映当時の時間を切り抜いたかのような愛おしさを感じた。

 映画を観るスタンス、映画感想を述べるものとしての自己の確立に悩んでいる人は読んでみるといいんじゃないのであろうか。


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