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私の関心はセックスだけ - 『ラブバトル』 - 1953ColdSummer

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私の関心はセックスだけ - 『ラブバトル』


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ブバトル
MES SEANCES DE LUTTE/LOVE BATTLES
2015(2013)/フランス 監督/ジャック・ドワイヨン 出演/サラ・フォレスティエ/ジェームズ・シエリー/他


 何やら昔想いを寄せあっていたらしい男女が再開して、愛を確かめるために殴り合うという筋書きが気になっていたものの、劇場で観逃してしまっていたので此度ようやく自宅で観た。冒頭、長閑な田舎道を歩いてくる“女”が溌剌としており軽快な印象を与えるのだが、こっちとしては闘牛を観戦するような気持ちで居たために、いささかの肩透かしというか「はよどつき合え」としか思えず、その後くどくどと繰り返される「父が死んだの」だの「古いピアノは高値で売れる」だのいう駄弁、まあ人によっちゃあオシャマな会話劇にも受け取れるのでしょうが、そんな駄弁の数々に私は早くもグロッキー気味になってしまい、会話の中に「ペニス」と「セックス」が含まれる時にのみカッと目を見開く体たらく。ほで、やや挑発的な“女”の言動により、インポが治った“男”との組んずほぐれつが始まるわけですが、事前に想像していたロシアンフックや直突きや貫手とは違って基本、組み技の応酬なのですね。部屋内で、浴槽で、泥地で、場所を選ばず繰り広げられるそれを格闘と呼ぶかペッティングに位置付けるか、100人居れば100通りの性交があり、100の映画があれば50通りの性交があるので断定する事は中々に困難を伴うのだけれども、どうにも退屈な約束組手を見せられているようで、エロス(性交)にもタナトス(格闘)にも振り切れていない不徹底な感触が自分の顔面に苦味を走らせる。無理矢理に例えると荒々しい社交ダンスとでも申しましょうか、人生の転機を迎え、過去への旅路を辿ってきた“女”が積み重ねてきたもの、或いは積み重ねられたものを禊ぐために昔の自分のアイコン(=“男”)と舞う姿は『おもひでぽろぽろ』をドワイヨン流にチューニングしたようにも思える。唯々浄化の炎を纏った肉欲に費やされる「里帰り」は風変わりなセラピーではなく、寛解を目的とした根源治療であった事は、ラストショットとエンドクレジットの曲調で容易に推測できる。しかし、ドワイヨンの意図がどこにあったかには疑問符が残るところで、「これは前衛映画ですよ」という表情の見え透いた、奇を衒った演出で人を煙に巻いていないのは評価に値するが、組んずほぐれつという暴力の照準がどこにあるかがハッキリクッキリしないのは蟠りを残すし、やり直しや再生を扱った映画としてはプロットが肉体言語の域を一歩も出ていないのは勿体無い。おっぱいやボカシはちゃんと見せていたのに。


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