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炎の謝肉祭 - 『ママはレスリング・クイーン』 - 1953ColdSummer

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炎の謝肉祭 - 『ママはレスリング・クイーン』


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マはレスリング・クイーン
LES REINES DU RING/WRESTLING QUEENS
2014(2013)/フランス/G 監督/ジャン=マルク・ルドニツキ 出演/マリルー・ベリ/ナタリー・バイ/アンドレ・デュソリエ/オドレイ・フルーロ/コリンヌ・マシエロ/イザベル・ナンティ/他 
昼はスーパーのレジ係
夜はプロレスラー!?

アタシたちは、
輝きを取り戻す!



 中高のジャリの時分には随分とプロレスに嵌っていて、ニュアンスがやや異なるかも知れませんが今風に言うと「沼」とでも言うんですかね、地上波放送された分は全部録画する、週プロと週ゴンは毎週読む、近所で興行があったらなるべく参加する、ファイプロ3では掌打禁止、街頭テレビで力道山が空手チョップを放ったら大歓声を挙げる、と、プロレスにかまけまくっていたのですが、時間の刻みというものは残酷なもので、ミスター高橋の暴露本を読んで「ははは、おもろ」で済ませた頃くらいが我が幼年期の終わりだったと思う。

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 そんなこんなでテキストに圧縮された情報以外にはあまり能動的に飛び付いてはいないし、ヤングとギャルにバカウケのアメプロについてもよく把握はしておらず、いまだ昔のWCWでリック・フレアーとリッキー・“ザ・ドラゴン”・スティムボードが抗争勃発したシーン(制止に入ったフレアーの胸に逆水平が誤爆)を肴に友人一同と笑い転げている程度なのでありますが、その程度でも『レスラー』には涙が滲むし『カリフォルニア・ドールズ』の円盤発売の報せには小躍り(全身タイツでウィンドミル)しそうになったので、映画って面白いですね。

 どうでもいい自分語りを読まされた皆様すみません。で、こないだ『ママはレスリング・クイーン』という映画を観たのですが、「フランスで? プロレス? 映画?」って疑問はちょっくらググってみたら氷解、フランス北部ではプロレスがお盛んな模様で、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン、いやランカシャースタイルと言った方が通りが良いのかな、兎角古式ゆかしい正統派なプロレスが人気を博しているとかどうとかいう話で、そんな土壌の上に咲くべくして咲いた花が本作、ある理由で服役していたおばちゃんがプロレスマニアの自分の子供を振り向かせるため、パート先のスーパーマーケットの仲間たちとプロレスラーを目指してジムに殴り込んで……というお話になっております。

 スーパーマーケットとレスラーの組み合わせというとどうしても『レスラー』のあの哀しいシーンの記憶が呼び起こされるわけですが、本作の監督は元々テレビマンであり映画のメガホンを執るのはこれが初めてという話なので、そこら辺が念頭にあったのかどうかはよく分からない。ただ、『レスラー』のスーパーが「リング外で老兵が終わりつつあった場所」であるのに対して、本作のスーパーはママ「物語の起点」となっており、訳ありな仲間を集めるのに、不適格者たちの社会復帰に、ハプニングを起こすのに、凡そ食い詰めた人間の低賃金単純労働というアメリカ映画的なネガティブ記号とは違えて描かれる。コメディ映画だから……と、そこを楽観視する向きも多分に居わされようが、コメディ映画であるからこそハリウッド的記号化との差別化に神経質にならねばならぬ。売り場や調理場でふざけ、笑い合う彼女たちの姿は多幸感に溢れている。だがそれぞれ訳があって、悩みに枕を濡らして、それでも町内の人と商取引以上の交流を続ける。意地悪なマスターに舌打ちしつつ……。そう、彼女たちの人生に於ける、ここはもうひとつのリングであるのだ。

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 ほで、肝心要なプロレスリングの描写の方なのですが、先にくどくどと述べたように最近のプロレス、特に海外のスタイルなんてものと比較しては語れないのですが、映画的には華があって良かったですね。入場シーンなぞ『ああ播磨灘』を読んでいるような感覚に陥りました。空は飛ぶわ二挺拳銃はぶっ放すわチェーンソーは振り回すわとショウビズを建前にやりたい放題。レスリングの方もジムに入門して数ヶ月でそんなに強くなれるのかという疑問こそあれど、一番盛り上がるプロレスリングシーンでみみっちい塩試合を見せられても困るので「整合性」の3文字は「映画の文法」の5文字の前に屈したと思っていただけると主に私と製作スタッフが喜びます。と言うか別段プロレスを題に採らなくても通用するスポ根・青春カテゴリの作品だとは思いますが、実際にWWEがセットなどを提供? しているそうなので、もしこれが卓球だったら、とか、もしこれが日本舞踊だったら、とか、想像を膨らませてみるのも一興。


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