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『猿の惑星:新世紀(ライジング)』 - 不毛の地の予感 - 1953ColdSummer

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『猿の惑星:新世紀(ライジング)』 - 不毛の地の予感


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の惑星:新世紀(ライジング)
DAWN OF THE PLANET OF THE APES
2014(2014)/アメリカ/G 監督/マット・リーヴス 脚本/キャラクターデザイン/リック・ジャッファ/アマンダ・シルヴァー 出演/アンディ・サーキス/ゲイリー・オールドマン/ジェイソン・クラーク/ケリー・ラッセル/ジュディ・グリア/他
ヒトの世紀が
終わろうとしている。



 さて、インターネットでもするか、つて、パソコンの前にあぐらをかくべく尻を下ろしたら、落ちていた画鋲が突き刺さり、むきゃっ、と悲鳴を上げ飛び上がり尻を押さえながらむきゃっ、むきゃっ、うほっ、と、しばらくほたえ騒いでいた記憶がある。まさにわたくしのヒトとしての世紀が終わろうとしている瞬間であったのだが、ヒトの性器、あっ変換間違えた、世紀も終焉の秋、猿インフルが地球上に蔓延し、人類の大半が死滅した『猿の惑星:新世紀(ライジング)』のサバイビングな世界に比べればケツに画鋲が突き刺さったとか言って悶え狂っておるのも卑俗に感じるし、滅せる世界に寄せたマット・リーヴスの本性と生存の仁義にメンチを切る事にもなってしまう。
 前作、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(感想)で起きた革命とカタストロフから10年後の地球、そこはまだ完全なるエテ公の星となってはおらず、僅かに生き延びた人類が息を潜めていたのだ……。

 今度は戦争だ、つう事で、前作も戦争を紛ったようなもんじゃねえか、とかいう感情をゴリラのごときに押し殺し、ウッホウッホと観に行ってきたのじゃが成程々々。政治的に極めて緊張状態にある国家間の遣り取りになぞらえる向きが後を絶たんわけでありますわね、映画ファンたちの意識の格差、シネフィル哀歌。ところで両手をほっぺに当てて「お猿さん可愛いなぁ。ニンゲンは滅せよ」と思いながら観ていた笑けるくらい意識の低いわたくしなどは北斗の拳というか彼岸島(本土編)というかそげな偏差値の高い漫画などに意識が紐付けられ、1000頭を超える猿の軍勢や戦車の出動にいちいち後戻りの不可能性、ああもう駄目だわ、やっちまいましたわ、という感慨を禁じ得ず、猿の惑星への夜明け、「DAWN OF THE PLANET OF THE APES」の意味を噛み締めんとこうべを垂れたので御座います。

 イジメられていた猿たちが蜂起する前作の気焔の燻りを残したまま、今回は圧倒的多数となった猿たちが次のフェーズへと移行している。
 とは言い条、政体を整えるとか宇宙へ進出するとかではなく、狩りをし、出産をし、「猿(エイプ)は猿(エイプ)を殺さない」と説くなどそれは極めて原始的な共同体を彼ら、「彼ら」ってのも変ですね、猿らは作り上げており、日がなのんびり暮らしている(ように見える)。
 そこにある日インチキくさい人間どもが闖入してきて、「発電のためにダムを使わせてくれ」などと言うものですから猿らが驚くのも無理はありません。ちなみに「冬が10回来たが最後の2回は人間を見かけなかった。絶滅したのだろう」という認識を猿は持っていました。猿の統領シーザーは相互不干渉を主張する。側近のコバは人間への昏い憎悪がふたたび燃え盛り始めるのを感じる。が、人間の持つ「銃」は恐ろしい。人間も人間で一枚岩ではなく、不毛の地の予感が漂ってきたところで1発の銃声が。

 滅びゆく人類と栄えゆく猿類が、限られた残りの時間をどう過ごしたか。幸いにして(或いは不幸にして)旧『猿の惑星』で間接的にそれを学び得た映画ファンはヒトとサルの行く末に合点が行こうし、どう楽観的に見積ろうが将来的に惑星は猿が支配するという事実に変わりはないのである。
 ンな猿の統治に至る着火点を怯懦に逸する事なく描き切ったのが思い切りが良いとも思うし、それ即ち活劇として十二分に躍動しているという事で、共存共栄に積極的平和主義、てな文言を無理して捻り出さんとも人間軍と猿軍のドンパチに戦争回避意識と緊張の高まりと誤解があったことは前提として簡潔に頭に叩き込まれている作り。殺らねば殺られる、つて、焦燥感と人間不信から引き金を引いてしまうという愚に、不確実から不安定への失墜筋をシンプルに見せてくれる。

 戦争の狼煙を上げるダム発電に様々な利権の陰鬱なまぼろしを見るのも良かろうし、人間と猿に銃器と地政の苦いしたたりを見るのも良かろうが、それが高じてSNSなどで政治の話を1日200ポストするようになっても弊ブログと致しましては責任を負いかねますのでそういう観方をオススメするのは本懐ではないが、世界が順調に焼けてきている現在、アメリカ人監督が何を思って、旧作の「猿は猿を殺さない」の意味がどうアップデートされて、と、ちったぁ意識的に観ることも世界によって自分が焼かれないために必要な処方なのではとも思う。


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