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現代に蘇るオカルト映画魂 『ポゼッション』(2012) - 1953ColdSummer

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現代に蘇るオカルト映画魂 『ポゼッション』(2012)


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ポゼッション(2012) 
THE POSSESSION
2013/アメリカ/カナダ/G 監督/オーレ・ボールネダル 製作/サム・ライミ/他 出演/ジェフリー・ディーン・モーガン/キーラ・セジウィック/ナターシャ・カリス/他


 アンジェイ・ズラウスキの方の『ポゼッション』(1981)と勘違いする人も、まあ、あまり居らぬだろうとは思うのだが、本作に、イザベル・アジャーニは出て来ないし、出て来たように観えたらばそれはたぶんあなたはズラウスキの方を観ていて何か勘違いをしているのであろうし、そんなあなたを見つめるメタな視点、を、銀幕でポップコーンをばりばりしながら観客が見つめる、なんつう賢しげな映画に自己を擬する風潮、てなものが何時あったのかは割とどうでもいいのだけれども、サム・ライミが製作に関わっておる方の『ポゼッション』即ち今日の1本は、これ極めてスタンダードな悪魔祓いモノであって、ネットオークションで話題になった、所有者を不幸に陥れる「ディビュークの箱」という都市伝説を原案としておるらしい。

 ほで、エミリーという少女がガレージセールできっっっしょい箱を手に取ってしまった事から、父子家庭が、というか、エミリーの様子がどんどんおかしくなっていくのだけれども、然しくして、小学生くらいの子供は毎日おかしいのが当然なので、これ楽観的にしておったら、父親の見ていないところで白眼を剥くわ、夜半に冷蔵庫を漁って生肉を喰らうわで、はな、これは少々おかしいかも(だから最初からおかしいと言っている)、つて、カウンセリングの真似事をしたら異常な暴力衝動、自分で勝手に吹っ飛んだりね、を、見せ始めたりしたのでやっとこさこれはきっっっしょい箱に呪われておるのではないのか、とか何とか言って教会を頼る。
 そそそ。ここであの階段、『THE EXORCIST STAIRS』のにほひがツーンと鼻孔に来た人にはパズズから何かお礼があるに違いないであろう事は間違いなく、本作は、キリスト教とユダヤ教の世界観の違いはあれど、『エクソシスト』にかなり淫靡な目配せがされたアクマツキストには嬉しい悪魔憑き映画だったので御座いますよ。

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 エミリーが悪魔に弱味ィ握られた理由は定かにはされぬし、定かにされていないように見えるのは私の眼が濁った硝子玉で出来ており、心臓には毛が生えているからという可能性も一考して言上奉るが、「けものを食べるのはけもの」という標語を詠むほどの潔癖性や(これには別離した母親の影響もあるのだが)、世帯、父親と限定された日にちにしか会えぬであるとか、そも、家が建っている場所が、もう見るからに不吉な冬枯れた、風水の人を招いて地相でも視てもらったら卒倒されそうな場所である事など、「箱」に惹かれ結句、悪魔に憑かれる事となった要因の推察のためのピースは展開されてあると観る事も出来る。
 が、それは少しく牽強付会なのではないのか、さっき子供は皆おかしいものだ言うたのはお前やろ、なら世の中子供は全員悪魔憑きになるっぺや、と、脳内で私を掣肘する意見も同時に存在して、特に最後に、「なら世の中子供は全員悪魔憑きになるっぺや」と青森弁で意見した君の着眼点には僕はシャッポを脱がざるを得ないな。そう。本作の悪魔はユダヤ教に記された「アビズー」なる悪魔である事は割早に明かされるのだけれども、悪魔、なんて抽象的な概念に理由・事由・その訳・言い分などを訪ねるよりも、自分としては、先に述べた「悪魔憑きになった要因」が、そのまま文脈をスライドして「子供がGOTHに目覚めて不貞腐れた」という暗喩にも置換できるように思えたのだね。だとするとますます『エクソシスト』に意識的であったという事で、はな、怪奇現象が無茶ら苦茶らになってくるまでがやや遅いのも得心が行くところ。

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 惜しむらくは、神父……ユダヤ教だから、ラビ、つうんですか、に、然程の背景、背景と言って悪ければ人間ドラマが用意されておらなんだ事で、ここに工夫あればより深まるところは深まったとは思えど、現代の、定番に敢えて拘った「オカルト映画」としてはソツがない。癖も無いのに賛否両論もあるのだろうけれども、何でも本作のラビ、悪魔祓い師を演じたマティスヤフという人はモノホンのユダヤ教徒のミュージシャンだそうで、欲目にも楽しそうに演じておるように思えた。というかそんな情報が入った瞬間に印象が変わるのは悪魔憑きの仕業なのか。そうなのか。

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 鏡に映った顔があれな事になっていたり、大量の蛾を飲み込んだりといった身体的なショック映像もちらほら用意されていて、心霊を連想させるカメラ回しや照明などにもオカルティズムの強調を感じるのだが、それらの原因、根拠として求めうるものが胎内にあった事がMRIによって発覚するシーンに怖気だった向きも多かろうと思う。先に述べた「子供がGOTHに目覚めて不貞腐れた」事による暗喩と考えると、放蕩の末、妊娠してしまってその故の精神の不安定をビジュアル化した、などといいがかりをつける事も出来ますが、私にはさすがにそこまで下衆の極むるような事は言えません。敢えて言いたいのは白眼、ゲロ(未遂)はあるのに、くそ、あと海老反りさえあれば……という、悪魔憑き3点セットの欠如の無念なのであります。

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